TOKYO NOBODY
My Favorite Things街が好きです。
特に人の多い街が好きです。(撮影する被写体として)
街が生きている気がするからです。
無尽にいる「人間」が一個の街の生命エネルギーになっている様子が面白いのです。
最近、中野正貴さんの「TOKYO NOBODY」という写真集を購入しました。
http://plginrt-project.com/adb/?p=25488
この写真集は東京の色々な街の風景を撮影しています。
ただ一つ他と絶対的に違うのが「人」が写っていないという点にあります。
CG処理ではなく、人間がカメラに一人も映らない瞬間を狙って10年かけて撮影されているのです。
その写真は街が死んでいるように見えます。
人が居ないと街も死ぬ。
当たり前のことを言っていますが、
その当たり前を一枚の写真で力強く伝えているこの写真集が好きです。
こういう力の強い映像を作りたいですね。
写真は最近撮影した街と工場です。