カタツムリがいた季節
Behind The Scenes会社説明会で、たくさんの学生さんにPMのお仕事についてお話しました。
皆様の就活が
うまくいくことを祈ります。
PMというお仕事は、も〜大変!ってこともありますし、感動のあまり泣いちゃう瞬間もあります。
そんなPMのお仕事の中でも特に大変(?)だったのが、「カタツムリを育てるお仕事」。
「カタツムリを育てるお仕事」です。
カタツムリを撮影する機会があったんです。去年の夏ぐらいでした。
・・・夏。カタツムリ、いないんですよ。全然。
でも撮影する以上、絶対に連れてこなくちゃいけない。
撮影用の虫レンタル業の方も「夏だからいないんだよね〜」とのことでした。
カタツムリ愛好家に問い合わせて、夏場のカタツムリの行方を調べました(カエデ科の木の影に隠れているそうです)。
都内近郊の森を2日間歩き、ようやくカタツムリを見つけました。
そうそう、虫かご片手に公園を歩いていると、
「学生さんですか?」
「あ、いえ、仕事でカタツムリを」
「へぇ!虫の研究でもされているんですか?」
「あ、はい」←あながち間違ってはいない
時に地域の方が一緒に虫探しをしてくれたこともありましたね。あったかいなぁ・・・
(同時期に、カタツムリ以外にもバッタの撮影もしました。
一緒に虫を探してくれた地域の皆さま、大変お世話になりました!)
捕まえてからもカタツムリの撮影は大変。
人間もそうですが、カタツムリは撮影を長く続けていると疲れてしまう。
そうするとカタツムリはからに帰ってしまうのです。そうなるともう撮影中止。
カタツムリを思い通りに動かすのも一苦労。ま〜ずまっすぐ歩いてくれない。ちっ。
土日もお家に連れて帰って、一緒に生活。
本もいろいろ読みました。もう半分遊びみたいでした(何
家族旅行で家をあける時はカタツムリもつれていきました。餌をあげないといけませんから。
・・・そんなことをしているうちに、少しずつわかってくるんですよね。
あ、こいつもうすぐからに帰るぞ、とか。あ、乾燥してて苦しいのかな、とか。
撮影も後半に差し掛かると、わりとカタツムリをまっすぐ歩かせられるようになったりして。(曲芸
完成品を見た時の感動たるやもう。よくやったよ私のカタツムリ!!!(泣)
・・・もちろん、これがPMの全てじゃありませんョ。こんなこともしましたといういちエピソードとして聞いていただければと思います。もちろん虫が苦手なら苦手でいいんです。たまたま私は動物が好きだった延長で乗り切れました。
とにかく、普通のサラリーマンじゃあ、経験できないことだと思います。
・・・説明会で機会があればカタツムリトークさせてください(笑)