スタジオジブリ展
My Favorite Things一番好きなジブリ作品はなんですか?
私は「風立ちぬ」です。
理由は一番最近観たからです。山科です。
ポケモン・ジブリ・佐竹美保さんは幼少期の刷り込みが強すぎて
見かけると思わずわくわくしてしまうものの私のなかでの三大巨塔なんですが、その②のジブリ展にいってきました。
いままでの作品のポスターや、宮﨑駿監督直筆の企画書、キャッチコピーを決めるための往復書簡のFAXなど,これまでの映画製作に関わってきたあらゆる資料がてんこもりにかざってありました。
いまならエクセルで作りそうな、事務的な資料も展示されていましたが、それらほぼすべての資料が手書きです。
分刻みの複雑なスケジュールが組まれた、「もののけ姫」の宣伝日程表すらも定規で線を引いて手書きで作られていて時代を感じました。そういえば幼稚園でもののけ姫ごっこが流行ったものです。
いくつか撮影OKなエリアも。
どーん
ねこバスです。
長蛇の列の果てにたどりつき、30秒間で写真を取らなければいけません。
どどどーん。
飛行機模型です。かっこいい!
どどどどーん。
ゴリアテです。とってもかっこいい!
プロベラと櫂がほんとに動きます。
“ナウシカ”から”最新作レッドタートル”まで
というのが展示のキャッチコピーですが、
実際ジブリ作品が一同に介してみるとその混沌っぷり、雑然っぷりに驚きました。
作品ごとさまざまな世界観がぶつかってとてもひとつのイメージではとらえきれなくなります。
多くが宮﨑駿さんの監督作品にもかかわらずそういう印象になるのは
それぞれの作品が公開される時代に対して投げかけられていた物語だからなのではと思いました。
展示されている資料にも「現代社会」や「今の時代」といったワードが頻出していて、時代性をとても意識している様子が伺えます。
長く続くいているものって本当にいいものですね。長く続いてるものほどその時その時の「今」に寄り添ってくれます。
「風立ちぬ」が一番好きなのも、やっぱりそういう理由です。
最後はどーん
おわりです。